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2012年1月25日水曜日

CD28 クライバー、ウィーンフィル/ベートーベン:第5&第7

第五の第1楽章はスピーディーでスマートな演奏だ!

他の指揮者の演奏と聴き比べれば
その快速なテンポがハッキリと解る。

余計な感傷的な気持ちなど微塵も感じない演奏。
まるで、青年が大嵐の中を全速力で走っているかのような演奏だ。

全体的に、残響音が多めのスケールの大きめのサウンドだ。
そして残念ながらCD自体のノイズがけっこうある。(私のCDだけだといいが)

その他の曲は、標準的なテンポといっていいだろう。
このクライバーのCDは、強弱のメリハリが非常にあり
弱音のときボリュームを上げると
他の部分でビックリするくらいデカイ音になる。

とにかく!この五番の第一を聴いてしまうと
他の五番第一が、あざとく聞こえてしまうくらいに
さっぱりと切れが良い。
アサヒスーパードライのような演奏だ。

名盤かどうかは正直なところ解らないが
このような演奏もある!という
個性的な1枚である。

次回、CD29、コジェナー/ヘンデル:アリア集






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