ページビューの合計

2011年12月1日木曜日

CD12 エマーソン・カルテット/バッハ:フーガの技法

弦楽四重奏のフーガの技法だ。

チェンバロの曲として書かれたらしいが
オープンスコアのため、さまざまな楽器で演奏してよい
との解釈から色々な音源がある。
私は、フーガの技法を聴くのは、このCDが初めて。

このCD、聴き方を失敗してしまった!

私は作曲をするのだが
音楽の理論的な興味がフツフツとわきすぎて
聴く前にフーガの概念を調べすぎてしまい
音の構成を聴く方に重点を置いてしまった。

なので、聴き疲れしてしまって
しばらくの期間、音楽的な感想が湧いてこなかった。

しかし!頭を切り替えて
音楽として純粋に聴いてみた。
そしたら、見えてきたぞ!

フレーズとフレーズが美しく交差する
高級な布生地のような音楽だ!

また、バッハが自身の晩年を荘厳するかのような
巨大で古い西洋の城を、下から見上げているような感覚になる演奏だ!

サウンドは良い!
残響音が適度にあり、それでいて各楽器がハッキリと聞こえる。
そして、弦楽四重奏なので、フーガの音の構成が聴いていてよく解る。

このCDを聴いて感じた事は
自作の曲のアレンジにも、フーガの技法を使ってみようと思った。
そして、しばらく期間をあけて、改めて聞こうと思う。
そうする事で、楽理的な聴き方ではなく
純粋に、音楽として、楽しんで聴けると思う。

次回、CD13、フィッシャー=ディースカウ&ムーア/シューベルト:冬の旅


0 件のコメント:

コメントを投稿