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2012年1月18日水曜日

CD26 カラヤン、ベルリンフィル/第九、コリオラン

ついに登場!カラヤン、ベルリンフィル!

このCDは1曲目のコリオランが実に素晴らしい!

第九は残響音がけっこう深く
若干だが輪郭がモワッとしている。
もちろん!演奏はダイナミックかつ迫力は十二分にある!
サウンドは重低音、高音も素晴らしいが
欲を言うならば、中音のドカンとくる迫力がほしい。

70年代の交響曲全集がゴージャスとすると
こちらはマイルドな感じがする。

小さな音で効くと
ステージからこっけう遠くで効いている感じがするので
ぜひ!この第九を聴くときは
大きなスピーカのオーディオで
デカイ音で聴いてほしい。
すると、あたかも響きの良いホールで聴いているかと
錯覚を覚える程の演奏である。

とにかく!このCDはコリオランの迫力と曲想が
非常に素晴らしい!

コリオランは、ハインリッヒ・ヨハン・コリン作の
5幕からなる悲劇「コリオラン」の為に書かれた序曲だが
劇のコリオランで実際に演奏された記録は無いとの事。

コリオランのあらすじは・・・

主人公コリオランは、古いローマの貴族の一門に生まれ
庶民の群と結託し、コリオラン自ら第一陣にたち
自分の味方に反旗をひるがえし出陣する。

しかし、母親の切な、いましめと懇願により
意をひるがえし改心するが
結局は庶民群の為に殺害される。
(属啓成著、ベートーベン作品編参照)

この曲、コリオランは
劇の内容と楽想が一分の隙もなく
ぴったりと合致するとの事だ!

その、ドラマチックな曲を
カラヤン、ベルリンフィルの最強オーケストラの演奏で
あたかも映画でも見ているような錯覚さえ覚える。

すでにコリオランを
5回程聴いてしまった。

仕事に疲れた体で少し休憩したいのだが
あと1回聴いたら休もうと思っても
さらにもう1回聴いてしまい
またまた、さらにもう1回聴いてしまう。

その演奏の迫力と繊細さに
取り付かれてしまうのではと思う程の
素晴らしい演奏だ!

このCDは
コリオランの名盤と言っても良いのではないか、と思う1枚である。

次回、CD27、ケンプ、ライトナー、ベルリンフィル/ベートーベン:ピアノ協奏曲4番&5番













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