期待のボックスセットの記念すべきCD1はこれです。
グラモフォンが「さあ!これからクラシックの怒濤の競演がはじまるぞ!始まり始まり!」と言わんばかりのブラームス、ハンガリー舞曲集です。
ボックスセットのスタートには打ってつけのオープニングナンバーです。
このボックスセットを入手した喜びとともに、リズミカルな舞曲が鳴り響きます。
ワクワクするような、ハンガリー舞曲全21曲ですが、さすが!ウィーンフィルというサウンド。
まるで、パウダーを腕につけた後の、ツルツルのお肌の質感のような、きめの細かいオケのサウンド。
そして、アバドのメリハリの効いた指揮は、各曲ビートが効いてて、そして時にしなやかに、時に激しく、キメの部分のアタックと切れ味の鋭さは聞いててスカっとします。
まるで、喉が乾ききった時にコーラを一気飲みした時のような爽快感だ!
前半の楽曲は、民衆が輪になってまい踊るような雰囲気ですが、楽曲が進むにつれて、宮殿で開かれる社交界のパーティーのような上品な曲想になってゆく感じがしました。
特に、14番以降の曲は、交響曲のなかの楽章の1曲のように、アレンジの完成度が高くなるように感じました。
ハンガリー舞曲は、もともとピアノ連弾の為の4巻からなる全21曲。
その後、ピアノやバイオリンの独奏曲にアレンジされ、さらに色々な人がオーケストラ用のアレンジを作ったとの話です。
それだけ、この曲集が今まで色々な人に愛されてきたんだなー、と思いました。
今回、オケの全集を聞きましたが、色々なアレンジも聞いてみたいです!
次回は、CD2、アマデウス四重奏団/ベートーベン第7番&14番です。
期待、大きいです!
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